雨が降り注ぐ中、カー坊はただのんびりと車を運転していた。
カー坊はこれでも大人である。一応ある事で成長が止まったのは言うまでもないが。
カー坊「参ったわね…。こんなんじゃあ、もう事故死する奴が出てきてもおかしくないわね。」
安全運転を意識して、運転しているので事故らないわけではないが、事故は起きるものである。
と、カー坊は視線を近くの道に向けた。
明らかにおかしい状況だと判断したカー坊。
それは、一台のマシンのそばに、倒れている人がいる為だ。
すぐにドアを開け、直ちにその人の元に駆け寄った。
カー坊「大丈夫かっ!!!しっかりしろっ!」
その人物をすぐに車に乗せると、そのまま病院へと車を走らせた。
怪力ではないのに軽々と乗せたのは秘密という事でもあるらしいが。
医者たちに彼を託すと、カー坊は心配そうに様子を見守る事にしたのだ。

何日かして、カー坊は許可を得てある場所にやってきたのだ。
カー坊「秋水、秋水。」
声をかけるカー坊。
現れる白衣の人物。
医者であろう、その人物は彼の片目に視線を向けた。
片目は包帯を巻いてある。見られたくはないのであろう。
と、そっと目を開ける人物。
カー坊「起きたようだな…。」
機械を操作し、自由にさせてみるカー坊。
医療の道はめっぽうだが、機械類については抜群に鋭い奴である。
誰か「貴様は誰だ?そしてここはどこだ?」
その声は、鋭い声。
カー坊「ここは種族の星、同盟を組んだあの世界…そなたの居る世界と同盟を組んだ場所だ。」
と、カー坊は説明をする。
秋水「あなたが倒れていたのを、たまたまこの病院に来ようとしていたカー坊さんが発見し、連れてきたのです。もし遅れていたら、危なかったでしょう…間違いなく。」
秋水も説明を返す。
カー坊は、ただその視線を向ける。
むくっとその身を起こすその人物。
カー坊「そなたの名前は何だ?怖がらなくてもいいから。」
その人物は、たださみしそうな視線を向けた。
そして、ただ、つぶやくように名乗ったのだ。
カー坊「理解した。」
カー坊は冷静に、そう言ったのだ。
秋水「あなたのマシンと思われるものは、念のため運ばせました。収納してありますよ。しかし、あなたが気を失っている間に、あなたの事を調べさせていただきました。」
その時、彼の表情が変わったのだ。
その発言に驚いたのだろう。
すっと、その手をその目の方に伸ばす。
秋水「あなたのその左目ですが…。」
その時に、その人物が動く。
誰か「見るなっ!」
秋水はその手を止めた。
カー坊はただ、視線を向け続けている。
カー坊「大丈夫だ。もうすでに把握済みだ。それに、見たって影響はない。第一、把握済みなのに隠す必要はないであろう。」
カー坊はそうはっきりと告げる。
諦めるその人物。
その目に巻いている包帯をほどいたのだ。
その目には、はっきりと傷のようなものがあったのだ。
カー坊「隼の遺伝子を取り込んでいる…私にもあるのだよ。実はね。それで脳は普通に見えるが、どこか違う…そういう感じだね。」
にぃ、と笑うその人物。
誰か「ああ、そうだよ…。生まれる前から実験にされ、こうなった。オレはいろいろいじられたんだよ。…貴様、オレを生かすとはどういう事だ…。この手でお前たちを殺す事だってできるんだからな…!」
その殺意には、明らかに二人を狙っているようだが、カー坊は警戒すらしていない。
呆れる秋水。しかし表には出していない。
相当の感情をコントロールできていると見える。
秋水「あと1週間で退院できます。それまで…安静にしていてください。」
言いつつ包帯を巻いてやる秋水。完全に巻き終わった時、秋水は微笑みを浮かべたのだ。
誰か「何故オレを助けた。」
カー坊はにっと笑みを浮かべたのだ。
まさに、大人相応の笑みだ。
カー坊「医者や私はそなたらを見捨てる事はしない。見捨てたら信頼にもあるからな。」
そして、二人は去って行ったのだ。
それを、ただ見ているだけだった人物。
カー坊らは、ただ歩いていた。
カー坊「まさか…彼は…。」
カー坊は気になったのだ。
彼には、見覚えがあるのだと。
何故倒れていたのかは分からない、とカー坊は付け加えた。
秋水「はい。実は、彼もあの大事故に巻き込まれていたでしょう。彼は、まぎれもない本人でしょう。名前からも、しかし、あれほどの事故で、よく生きていたのかが奇跡でしょう。ではなぜ、彼が倒れていたのか、ですね。」
秋水は、その疑問をぶちまける。
カー坊も気になっていたのだ。
カー坊もその現場を目撃したわけではない。
通りかかって発見したのだ。
彼が素顔を見せているのは珍しい…とまで思ったほどだ。
カー坊「不吉な事が無ければいいのだが…。」
カー坊は、心配したのだ。
しかし、死にたかったのは間違いはないであろう。
スマブラーズからの応答が途絶えてからの翌日に、彼が倒れていたのだから。
カー坊はまだ調査を続けている。
彼だけが何故生存していたのかが気になったためだ。
秋水「まさに、地獄ですね…。」
カー坊は、その言葉に反応したのだ。
秋水も、医療道具から道具を出している。
秋水「もし彼が本物なら…大変な事になるでしょう。」
カー坊は魔術でデータを探り出したのだ。
カー坊も情報を探れる力はある。
それがどんな結果であれ、必ずではないが結果を導ける力がある。
結果が出た瞬間、驚きをカー坊は隠せなかった。
カー坊「ッ…!!!」
ぎり、と歯を食いしばった。
秋水もその結果には納得しているが、カー坊は完全に驚きを隠せず、そして、辛い気持ちが湧き上がったのだ。
まさに、結果そのものが信じたくなかったのだ。
秋水「どうしましょうか?」
秋水が問いかける。カー坊はその怒りをぶつけたくなってきたのだ。
カー坊「どうするも無いっ!直ちに誰も居なくなった場所に私は向かうっ!」
カー坊はすぐに車の所へ向かったのだ。
秋水は本人であると認めざるを得なかった。
秋水は、彼を助けてしまいましたね、と軽く呟いたのだ。

一方のカー坊は車を走らせ、あの場所へと向かう。
そう、スマブラ寮に。
スマブラ寮は今誰も居ない。
検査結果で出た一人を除いて…。
そのある部屋を探っていると、箱に入ったものを発見したのだ。
それを開けず、そのまま病院へと速攻で車を飛ばしたのだ。
飛ばしたというより、安全運転しつつ、そのまま走らせているのだが。
病院に到着した時、秋水は待っていたのだ。
秋水「お待ちしておりました。」
カー坊はほっとした。
カー坊「ガンナーも居たのか。」 ガンナーと言われた人物は、視線をカー坊に向けたのだ。
ガンナー「この病院にいる奴の素性が分かったが…。間違いは無いな。カー坊の情報と一致してくれた。」
カー坊は苦笑しつつ、ただ視線を向けた。
カー坊「知ってたのか…。」
カー坊はそういう。
ガンナー「行こう。それよりも…お前の術は俺からの引用だからな、すぐわかるぜ。」
カー坊は納得したのだ。
それから、彼の居る場所に、向かったのだ。
彼は、そのまま安静にしてくれていたのだ。
カー坊「これを見つけたが、そなたのだろう?」
と、カー坊は質問したのだ。
誰か「ああ、そうだ。オレのだよ。」
カー坊はただ、名前を知っていてなお、データの事を言おうかと思ったのだ。
カー坊は視線を向けた。
秋水は無言でうなずいたのだ。
カー坊「…そうだな…。そなたは有名人で、スマブラーズであろう…?」
はっとするその人物。
もはや隠せれない感覚に陥るその人物。
無言になるその人物。
だが、カー坊は持っている箱を台に置くと、すぐに視線を向けたのだ。
カー坊「大体は分かったよ。だけど…死なないだろうな?」
心配になってきたカー坊。
もし死なれては、希望が失うかもしれない為だ。
カー坊は、視線を向ける。
誰か「死にはしない…。オレはな…。」
カー坊は、気になった事を言おうとしたのだ。
カー坊「何が起きたのか、把握できるかい?」
カー坊は、そう質問したのだ。
これは、恐らく何かがある???そう判断した為だ。
誰か「…スマブラーズの失踪は、オレじゃない…。独自にオレは調査していたが…。」
カー坊は不安を隠しつつ、その視線を向けたのだ。
カー坊は、それでも彼の身には何かがあると信じている。
否、信じてはいない。
何かがあると考えているのだ。
カー坊「だけど…そなたは…唯一の手がかりにもなる。今日中に搬送可能なら、搬送させる。ここでは危険だ。」
カー坊の瞳を見たその人物は、視線を向けたのだ。
カー坊は、その視線に気になったようだ。
ガンナー「初めまして、スマブラーズ。スマブラーズの失踪調査は、君ひとりでは危険だ。かといって、君を知っている人物は会いたいとせがんでいるのもあるだろうがな。とにかく、あと一週間は安静にしていろ。」
と、ガンナーは告げたが、その人物は視線を向けるだけだったのだ。
カー坊「…頼む…。ブラック・シャドーだって把握できたであろうが、彼自体は死んだかは分からない…。彼すら分からないのだ。ブラッドにお灸をすえたのもあるが、これ以上辛い思いをさせないでくれ…。…名乗ってくれた…唯一の人物、ファルコン…。」
カー坊はそう告げた。
名前を言われた人物は、無言でもあった。
ガンナーは、呆れたように視線を彼に向けた。
ガンナー「あいつはまぁ生きてるよ。一応。お前の故郷で確認できた。ただし、隠密的な事しているからそう感じてしまったのだろう。」
と、付け加えるように、ガンナーが宣告のように言う。
しかし、失踪を知っているわけではない。
失踪が確認できてから一週間後、彼…ファルコンが倒れていたのだから。
カー坊は、ただ箱の中からある奴をだし、渡したのだ。
包帯を外すその人物。その後、それを装備する人物。
カー坊「早く、スマブラーズの生存を確認せねば…。何か手がかりさえあればいいが…。」
その時、誰かが現れたのだ。
無論、走ってきていたのであろう、息切れを起こしていた。
カー坊「首都?!」
首都と言われた人物は、息切れしているが、何とか落ち着かせようと必死だ。
首都「た、大変ですっ…!スマブラーズのフィギュアが、大量に…!」
カー坊は焦りを隠せなかった。
一体何が起きたのか???という概念が分からないのだ。
しかし、この世界ではそういうフィギュアになるという事は無い。
誰かがダークキャノンで撃たない限りは。
しかし時間がかかるのもある。
だが、技術があれば改造は可能だ。
ファルコン「それはどこだ!?オレをその場所に行かせろっ!!!」
カー坊は彼の肩をつかんだのだ。
びくっとするファルコン。
カー坊「今は落ち着くんだ!それに…そなたはれっきとした被害者だ!何が起きたのかは後で言え…!何故倒れていたのかも、な!」
説得され、落ち着くファルコン。
カー坊はその手を放したのだ。
カー坊は冷静になって、そのままガンナーに視線を向けた。
ガンナー「首都、場所は?」
首都に場所を促す。
首都は、何とか落ち着いて話す。
首都「はいっ、現場は廃墟です!そこに、二人を除くスマブラーズが発見されました!ルイージさんと、ファルコンさんだけ…見つかっていません!回収は全て終わってから来た次第であります!今日はここにいると聞いてきたのです!」
カー坊は納得したが、首都はまだ知らないであろう。
首都はまだ落ち着かせている最中だ。
カー坊「一応彼がファルコンだが…。ルイージはもう発見されているじゃないか。そして保護してあるじゃないか。」
首都は驚いたのだが、彼に視線を向けたのだ。
首都「す、すみませんっ!あのっ…ブラック・シャドーさんについてはもう把握されていて、一応はっ…!」
秋水はにっこりと微笑んだのだ。
秋水はそれでも冷静に立っている。
恐ろしいほどの精神である。
カー坊「参ったな…。じゃあ何故ファルコンだけそうなっていないんだ?」
カー坊はその疑問を呟いたのだ。
その疑問は、カー坊にとっては渦巻いている状態だ。
ファルコン「…オレは…何者かにやられて倒れていた。ナイフでやられたんだ…。」
秋水は運ばれた当初を思い出したのだ。
傷を魔術で完治させたことは承知でもあるためだ。
そこしか外傷はなかった。恐らく降りた後に襲われたのだろうと、秋水は判断したのだ。
カー坊「血を流していたのはその理由か。分かった。しかし、問題はスマブラーズだな…。」
と、誰かが居たのだ。
カー坊ははっとして後ろを振り向いたのだ。
その後ろには、人間のタブーが立っていた為だ。
タブー「どうしたのか…?我はスマブラーズを襲ったわけではないぞ…。」
カー坊は驚いたのだ。
タブー並みじゃないと無理だと思っていた為だ。
カー坊「じゃあ…何だ…?!」
首都は無線機を出そうとしたが、場所が場所なのか、使うのを止めたのだ。
ガンナーは情報を探り出したが、カー坊は冷静だ。
そして、ガンナーは冷静に、視線を向けたのだ。
ガンナー「どうやら問題は俺ら側らしい…。いや、神様側と言えばいいだろう…。多分、狙われないように対処したつもりなんだろうがな…。」
ガンナーはそう宣告した。
カー坊は思い当たる人物を思い浮かべたのだ。
OFF波動を撃てる人物が、種族側にいて、なおかつ、神様がいるのだから。
まさかとは信じたくなかった。
しかし、信じるしかないのだろう。
カー坊「すまない、彼を頼んだ。私は…あの現場で待ってみる。」
言うと、即座に移動を開始したのだ。
もし、ここで失えば怖いからだ。
出て行ったカー坊を、見送った者たち。
ファルコン「…。」
被害者だと言われたファルコンは黙っていたのだ。
静かに聞いていただけかもしれないが。

カー坊はというと、車で廃墟の近くまで移動し、廃墟まで歩いて行ったのだ。
まだ雨は降っていない。
カー坊「…出てこい。」
冷静に、そう呟くカー坊。
現れたのは、女性で、にっこりと笑っているのだ。
カー坊は、彼女の名を知っている。
そして、彼女を何よりも大切にしているつもりでいたのだ。
カー坊「希望の羽…黒幕はそなたであろう?」
希望の羽と言われた女性は、微笑みを浮かべたのだ。
カー坊は、ただ戦える準備をしたのだ。
希望の羽「…根拠は?」
カー坊は、彼女がやったという根拠は無い。
しかし、嫌な予感しかしなかったのだ。
カー坊は、希望の羽に視線を向けたのだ。
カー坊「スマブラーズをフィギュアにした事は、そなたであろう?」
希望の羽はくすくすと笑ったのだ。
まるで、子供の用に。
いや、不気味に笑っているようだ。
カー坊は気にしてはいない。
希望の羽「何故分かった?もちろん、自分の手であの人を刺したわ。凄く驚いていたようだけどね。その後その身を蹴ってやったわ。ふふ、結構ばれないと思ってたのにね…。」
カー坊は、仕掛けていた魔術を発動させる。
あっという間に捕縛される希望の羽。
しかし、それを破壊する。
カー坊「行くぞっ!」
カー坊は走ったのだ。
負けたくは無いという思いを秘めて。

病院では、秋水は状況確認に追われていた。
病院内のデータは無事だが、あの事故で奪われた情報を探ってほしい、そういわれたためだ。
その情報は何とか発見された。
それを見て、納得できたのは秋水だ。
それを仕舞った時、付いてきていたガンナーがその情報を登録する。
ガンナー「これは確かに欲しがるな…。」
そう、告げるガンナー。
その遺伝子に、憧れを持つ者も居てはおかしくは無い。
彼自身、その自覚は無い。
もしかしたら苦痛になっているのかもしれない。
二人は病室に戻ってきたのだ。
ファルコン「…どうしたんだ?オレは死にはしないが…。」
ガンナーは、彼を見て安堵したのだ。
まだ生きている事に、心の中で感謝したのだ。
その時、爆発が遠くで起きたのだ。
首都たちは驚いたのだ。
ガンナー「カー坊…。生きて帰れるのか…?」
ぽつり、と呟くガンナー。
しかし、聞いていたのはただ一人。
ファルコン「…オレには分からないが…そう信じればいい。」
カー坊が戻ってくるのは分からないが、と付け加えたファルコン。
ガンナーはそれでも安心したのだ。
ガンナー「そうか。大丈夫だな。」
そう、安心させるしかなかった。

廃墟では、息切れしている希望の羽が居る。
手には、何も持っていない。
しかし、カー坊と戦っているのは確かだ。
カー坊は即座に後ろに回る。
そして、首筋をとん、と叩く。
倒れる希望の羽。
カー坊は、現れた神様たちに託すと、車のある場所まで戻り、車で病院に向かったのだ。
カー坊「…しかし…今回は厄介ごとが多すぎる。」
触れただけで戻って行ったというフィギュア。
その情報をこっそりと知ったカー坊。
ルイージと一緒にスマブラ寮に戻したというが、カー坊は気にしてはいなかった。
とにかく病院に戻り、彼の元へと急いだのだ。
カー坊「戻ったわ。」
ファルコン「戻ってきたのか…。」
カー坊は彼を見て安心したのだ。
魔手は迫っていなかったことに安心したのだ。
しかし、いつかは迫ってくるであろう魔手を薙ぎ払うのも、カー坊たちの役目なのだから。
カー坊「ふふっ、苦戦したけど倒せたわ。」
ガンナーはにっと笑ったのだ。
ガンナー「お前らしいよ!カー坊!」
カー坊は笑み返ししたのだ。
カー坊「まぁ、いいけどねっ!それはともかく、ファルコンも生きていて何よりだ。」
カー坊はそれでも笑っているのだ。
ガンナーは調べ終えていたらしく、そのデータを見せたのだ。
ガンナー「今回の発端は希望の羽だったようだ。全く、迷惑かけてくれる。彼女が倒れた事をどう知ったかわからないが、降参する人が出ている。」
カー坊は安心したのだ。
これで、平穏になるという事を。
カー坊は、夜になりつつあるこの長かった一日の終わりにふさわしいと感じたのだ。
カー坊「じゃあ、安静にしてなさい。」
と、宣告しておいたのだ。

一週間後に退院したファルコン。
念のためマシンをカー坊が乗っている車の隣に用意してあるのだが。
カー坊の車はR34GT−Rという高い車なのだが、そこは突っ込まないでおこう。
カー坊「まぁ、良かったな安心できて。スマブラーズも無事に戻れたんだから。」
と、カー坊は笑みを浮かべつつ告げる。
ファルコン「そうだな…。何故オレを発見できたんだ…?あれほどの暗闇だったのに…。」
カー坊はまさにあの時の偶然を思い浮かべたのだ。
カー坊は、あの偶然が無かったら死んでいただろうと自負したのだ。
カー坊「ふと視線を向けたらマシンが見えてたんだ。倒れてるそなたも居たから、駆け寄っただけだ。暗闇の瞳があるからな…。これは企業秘密だ。」
にっと笑いながら告げるカー坊。
納得したファルコン。
カー坊「帰れないならスマブラ寮までドライブしようぜ!」(逆ナン?w
カー坊はその提案を出したのだ。
ファルコン「いいのか?」
カー坊「いいさ。行こうぜ。」
それで二人でスマブラ寮まで行くと、カー坊はその手前で車を止めたのだ。
カー坊「もう会えないだろうが、元気でな。問題が起きたらまた会おう。」
カー坊は不思議な気持ちを感じていたが、別れる事にしたのだ。
それでも、辛くは無かった。
カー坊「またな。」
ファルコン「ああ、またな。」
カー坊は車を走らせたのだ。
カー坊は、窓を開け、ただ風を感じていたのだ。
カー坊「ああいうのは生きてほしい…。」
そう、呟いたのだ。

あれから何年かして、また会えるとは思ってもいなかったカー坊。
カー坊は、彼と一緒にいると不思議な気持ちになれる。
希望の羽も反省して、犯罪には手を貸さない事を約束したのだ。
カー坊はそれでも、彼に会える事を楽しみにしている。
あの過去が無かったら会えなかったであろう。
カー坊はその過去に感謝したのだ。
それでも、平穏になってくれたのはありがたかった。
だから、カー坊は平穏の為に頑張っているのだと自覚しているのだから。










 希望の羽様より素敵な小説を頂きました!
 凄い……言葉にならない位に皆が格好良過ぎます!読んでて興奮してしまいました…!
 私のスマブラオリジ子であるフィーンドの過去話を一部参考にして下さったらしく、こちらも少々恥ずかしくなってしまいました(笑)。
 この様な過去がまた彼等を引き寄せたのですね。運命と言うのは本当に解らず、そして時に希望を持たせてくれる。私はそう思っております。
 希望の羽様、有難う御座いました!