!注意!:流血とか出てくるかもです。

銃を持ち、訓練に励んでいる者がいる。
轟と、ベトナムだ。
ベトナム「轟、そっち頼む。」
轟「了解。」
そして、標的扱いの的を撃ち、その日の訓練は終わったのだ。
轟「今日はどうだ?」
ベトナム「召集さえ無ければ外出しよう。銃は持っていけないが、魔術で出す銃なら許可は出るはずだ。」
二人は許可を得て、外に出る事にした。
無論、武装はしているのだが。
特別に許可が出たためだ。
カー坊の暴走があってから、こういう事も珍しくは無いのだ。
ある世界に向かって、ただ、風を感じていたのだ。
轟「さて…カー坊というお姫様は戻ってくるのか?」
ベトナム「見通しじゃ明日らしい。」
轟「明日か…。あの暴発事件も明日なんだよな…。」
ベトナム「ああ。そうだな。なんという不運な奴だ…。」
轟「しかし、これはこれで恐ろしいな。」
ベトナム「あの大事故もあっただろうに、恐ろしい場所だ。」
と、ベトナム。
ベトナムは、その大事故を資料で見た程度だが、負傷者を見て、驚いていたのは言うまでもない。
ベトナムは、轟に視線を向けた。
轟「ベトナム…?」
ベトナム「いや、俺たちに使命をもらっているじゃないか。それを忘れたか?」
そう、彼らが銃を持てるのは、特別に許可を出してくれた代償として、ある町の様子を見に行けとの命令が出ているのだ。
早速二人は見回りに行く。
平穏に見えるが、ろくでなしというか、そういうレベルの者たちも居る為、警戒しているのだ。
銃を見て驚くものは少なくない。
と、誰かを見つけたのだ。
轟「あれは…。」
彼を知らない筈がない。
二人は駆け寄り、その人物の元へと走ったのだ。

一方で。
闇の力を使い、的を当てるという変わったゲームをしている者たちを、遠くから見つめる者がいる。
そこは闇の世界。
ダークブラスターは、呆れているが、住民たちは楽しそうだ。
ダークブラスターの任は、二人の軍人とまず合流せよとの命令がある。
負の感情をあまり感じさせない二人だが、それでも力になるだろうという事だ。
ダークブラスターはそのまま任務へと向かう。
目的はあの世界だ。
そして、即座に合流できたためか、唖然とするダークブラスター。
轟「お前が今日言っていた闇の者か。」
ダークブラスター「だが、その人は?」
そばにいる人物に問いかける。
ファルコン「オレか?」
轟「たまたま見つけただけだよ。」
ダークブラスターはあの時の光景を思い出す。
カー坊は、きっと何かがある筈だと。
轟「ファルコンを一人にはできないよな。」
ダークブラスター「正論だが…まさか、そういうタイミングで会えるとは思わなかった。」
ダークブラスターはそう告げる。
ダークブラスター「お前さん、事故死しなかった運のいいパイロットとして、此方の世界では有名になってるよ。」
ファルコン「そうか。お前は何者だ?」
ダークブラスター「俺はダークブラスター。闇の者でもあり、闇の世界での住民だ。よろしくな。ああ、悪役も務めていたよ。」
ファルコン「成程な…。」
轟はダークブラスターの恐怖を知っている。
ベトナム「そういえば轟、ダークブラスターと訓練で戦ったんだっけ。」
轟「かなり強かったよ…。威力も尋常じゃなかったし…。」
ベトナム「明日になったらきっと会えるさ…。」
ダークブラスターは考えているが、結局見回ってから解散するしかなかった。

翌日。
呆れている女性が居るが、戦火にはしたくない思いもあるようだ。
両目は黒く、まるでカー坊のような姿をしているが、服装等はグレーの服を着込んでいる。
腕は何も装備されていない。
と、敵が見て驚いているが、即座に闇の力で倒すその女性。
と、もう一人現れる。
カー坊だ。
今日復帰してきたようだ。
カー坊「闇の私…がんがん飛ばすわね。」
闇カー坊「え?別に。絶望なんてあなたのが上でしょう?」
カー坊「ええ、そうね。」
と、四名(※メンバー:轟、ベトナム、ダークブラスター、ファルコン)が走ってきたのだ。
カー坊「!そなたたち!」
闇カー坊はその4名を見て思わず後ずさりしたのだ。
ダークブラスター「何も取って食うわけじゃないんだ。」
闇カー坊「何で幹部が来てるのかと思ったら、任務で来たのね。」
その時に、化け物のようなものが現れたのだ。
カー坊「私は…化け物なんだ。ドクターとファルコンの遺伝子があるだけじゃないし…。」
闇カー坊「ふぅん。私はそのようなもの、持ってないけどね。」
ダークブラスターは知っていた。
彼女にも、闇カー坊にも二人の遺伝子が混じっている事を。
しかし、再現はそこまでで止まっている。
カー坊そのものを再現すれば、カー坊のようになる可能性がぬぐえなかったのだ。
闇カー坊「さ、死んでもらうよ。」
闇の刃を無数に走らせ、そのまま化け物へと突き刺していく。
バチバチという音が鳴り響く。機械のようだ。
闇の斧で、そのまま敵を攻撃し、倒す闇カー坊。
ダークブラスターはふっと笑ったのだ。
ファルコン「強いな…。」
闇カー坊「伊達に闇の一族の主様に褒められるだけあるからね。」
気配を感じたが、その気配は恐怖を感じさせるものでもあった。
カー坊「成程…クローンか。」
と、カー坊。
銃を撃つそのクローン。
ファルコンに当たるが、二人の軍人は撃ってきたと断定し、その敵を銃で銃殺する。
だが、彼は血を吐いたのだ。
肺にまで当たっていたようだ。
ぼたぼたと流れる血が、カー坊を焦らせる。
だが、轟とベトナムは冷静に、失血と弾丸貫通を確認する。
轟「弾丸は貫通しているようだ。」
ベトナム「失血があれだな。救急車は呼べそうにない。」
カー坊は少し考えたのち、未だに血を吐く状況を止めれないファルコンを助けるために、魔術を使用開始する。
闇カー坊「…分かってる。私らは周りを警戒してくる!」
ベトナム「俺たちも周り警戒する!」
カー坊はふっと笑ったのだ。
カー坊「ありがとう。」
魔術で移動するカー坊。負傷者を連れて。
轟たちは散開し、周りの警戒に走ったのだ。

それから二日後。
眠っているファルコンの元へ、カー坊は単身で向かう。
あの後異常はなかったというが、カー坊は心配だったのだ。
カー坊は、彼を心配していたのだ。
その時に、殺意を感じたのだ。
カー坊「…私を殺しても無駄だというのに…。」
と、カー坊は呟いた。
その敵がカー坊の後ろに現れると、銃を向けたのだ。
カー坊「銃を向けても、私は…彼を助けたい一心だ。彼には手を出さないでほしい。」
敵「出すつもりはない。だが、カー坊、お前は違う。」
銃声が鳴り響く。弾丸は機械の上に着弾する。
カー坊は、威力の高い銃で撃たれた事を知ったのだ。
敵「デザートイーグルさ…。」
どさり、と倒れるカー坊。
と、彼が意識を取り戻したのだ。
ファルコン「…何だ…?」
敵「起きたのか。こいつが死ぬ様を見ているんだな。」
機械が動く。
魔術操作なのだろう。
その身を起こすファルコン。
敵「ふふ、こいつが死ぬ様は素敵だろうな。」
声の方へ振り向いたファルコン。そして、倒れているカー坊を見つけたのだ。
ファルコン「!カー坊ッ!」
頭部に銃を向ける敵。
撃つつもりだろう。
その時だ。
敵の腕を風の力が切断したのだ。
敵は驚きを隠せない。
カー坊はふらりと立ち上がる。
カー坊がやったようだ。
カー坊は、笑みを浮かべつつ、敵の首をナイフで切り、倒す。
血に染まっているカー坊は、ただ微笑みを浮かべるだけだった。
カー坊「今日は帰るわ…。血を落としてくる。」
ファルコン「あ、ああ…分かった。」
カー坊は魔術で去って行った。
現場には、血とそして敵の亡骸が残されていた。

さらに翌日。
カー坊はあの病院を訪れる。
カー坊は原因ではないが、ああいう騒動になったのが問題になっているかもと思ったのだ。
黒幕はまだ出てきていない。
ファルコン「…カー坊か。」
カー坊「ええ。出歩いても大丈夫か?」
ファルコン「何とかな。撃たれただけで動けなくなるという事は無かったようだ。」
カー坊「あの部屋は…?」
ファルコン「あの後警察官たちが調査していたが…カー坊、お前じゃないのか?」
カー坊「うん私だ。申し訳ないと言っておいてくれ。」
ファルコン「分かった。」
カー坊は安心しつつも、ただふとした感情を浮かべたのだ。
カー坊「…ファル?」
ファルコン「ん?」
カー坊は顔を真っ赤にしつつ、彼の言葉を奪ったのだ。
いわばアレであろう。(伏せさせていただく〜。申し訳ない。by作者
少しして、そっと離れるカー坊。
カー坊「あ、あー…。///」
ファルコン「な、何をするんだっ!!!カー坊っ!!!///」
カー坊「す、すまない…。」
ファルコン「…いきなりやるなよ…お前…。///」
カー坊「うん、ごめん…。と、とにかく私は帰るわ。任務っていうのもあるし…。それに…。」
ファルコン「?」
カー坊「闇の私に、そなたの遺伝子とドクターの遺伝子がある事が、分かったし…。」
ファルコン「え?」
カー坊「まぁ、本人には言うべきか否かだな…。んじゃ、任務行ってくる。」
ファルコン「行ってこい。」
カー坊は去って行ったが、彼はまだ現実かは分からない。
一応生きているから現実なのだろうと感じるしかなかったが。

一方で。
轟とベトナムは、黒幕探しをしているが、なかなか見つからないのだ。
あの丘に来ているが、その丘も誰も居ない。
と、誰かが立っていたのだ。
ベトナム「銃殺されに来たか。」
轟「待て、こいつは銃類を無力化する重力を操っている。」
ベトナム「ちっ…。」
闇カー坊と、ダークブラスターも加わり、さらにカー坊も現れたのだ。
闇カー坊「上からなら問題ないでしょ?」
闇の刃を上から降らし、そのまま敵を倒してしまう。
と、もう一人現れたのだ。
ダークブラスター「言えなかったことを言っていいって言われたから、言うが…闇カー坊、お前には二人の遺伝子だけは取り入れている。その二人は…ファルコンと、ドクターの二人の遺伝子だ。それ以外は取り入れていないようだ。」
闇カー坊「えっ!?」
ダークブラスター「本当だ。」
カー坊は、言ってくれた事には感謝したが、闇カー坊は驚きに満ちていた。
敵はぽかんとしていた。
カー坊「そなたが黒幕だな。」
黒幕「そうだが。」
カー坊「そなたを倒し、平穏を取り戻す。」
黒幕「それはどうかな?」
何かを取り出そうとした矢先だ。
突然ヘリが現れ、ミサイルでその人物を撃ったのだ。
カー坊は笑みを浮かべたのだ。
カー坊「アパッチ改…かコマンチ改のどっちかだな。」
コマンチ改「残念、俺だ。コマンチ改だぜ。」
カー坊「さ、帰ろうか。」
コマンチ改「まぁ、俺召喚されただけだし。」
カー坊「って言っている間にファルコン来てるしwww」
確かに、ファルコンが立っていたのだ。
カー坊は、呆れてしまっているが、コマンチ改はただ興味本位である。
コマンチ改「よぉ!俺はしゃべれるヘリだぜー!本音言えば、俺は機械なんだぜ!話せれるヘリってのは珍しくもなんともないだろ!?」
ファルコン「あ、ああ…。そうだな…。」
コマンチ改「レーダーなどから、色々と標的を撃つぜぇ!」
ファルコン「驚異的な奴だな。」
コマンチ改「だからってジャヴェリンとかで撃とうとするなぁ!」
ファルコン「撃たないぜ。」
コマンチ改「ステルスでも熱源あるから撃たれるときついぜっ!勘弁してくれよ!」
ファルコン「分かった。」
カー坊は微笑んでいた。
ダークブラスター「さて、帰ろうか。」
闇カー坊「ええ。またね。」
闇の二人は去っていくと、轟、ベトナムも連絡を受け取り、帰還命令を受け取ったのだ。
ベトナム「またな、カー坊。」
轟「帰還命令出てしまった以上、戻らねばならない。すまないが、幸せにな。」
と、轟。
カー坊「誰がだよっ!」
轟「はは、冗談だ。またな。」
軍人二人も去って行く。
コマンチ改は飛行しているが、あの発言の意味が分からなかったのだ。
カー坊「とにかく、私も帰ろう。」
ファルコン「また会えるよな?」
カー坊「ああ。会えると思ったら会えるさ。」
ファルコン「またな。」
カー坊「ああ。またな。」
カー坊はコマンチ改に乗り込むと、そのままコマンチ改は飛び去って行ったのだ。
ファルコン「…また会えるよな…。カー坊…。」
と、呟いて。

それから、数日が経過した。
それぞれがそれぞれの生活を過ごしている。
あの大事故は忘れたくは無いようだが、カー坊は分かっている。
その事故の原因は、悪役が起こしたものだと。
カー坊は、暴発事件を忘れていなかった。
秋水と轟を負傷させてしまった、あの暴発事件を。
カー坊は、それでも忘れはしない。
彼の思いを引き継いで、そして、戦おうと決意したことを。










 希望の羽様より素敵な小説を頂きました!
 カー坊が戻って来てくれましたね!嬉しいですっ…!
 そして彼女の遺伝子には本当驚かされてしまいました…!そして大胆な行動にまで驚きました(苦笑)。
 矢張りカー坊はファルコンを(おっとそこまでだ)。
 希望の羽様、有難う御座いました!