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!注意!:流血とか出てくるかもです。 種族本部の、ある部屋に、カー坊は居る。 剣を持ち、集中しているようだ。 その剣が風のように、風を切るような音が響く。 まるで何もしていない筈なのに、十七個に分割したのだ。 いわば、十七個に分割できる力があるようだ。 カー坊「…。」 気を落ち着かせ、まるで空想にできたようなイメージを浮かべ、そのまま剣をふるう。 まるでそれは鬼のよう。 だが、風のように攻撃するその姿はきれいに見える。 剣を振るい、落ち着かせるカー坊。 あの時の化け物戦で、魔術より剣技をも鍛えた方が良いかもと考えたようだ。 と、そっと目を開き、ある方角に視線を向ける。誰かが…否、ファルコンが立っているようだ。 カー坊「居たのか…。」 ファルコン「訓練中だったところを邪魔したようだな。」 カー坊「大丈夫だ。剣は私にとっては使いやすい。ただし、接近戦になるのが痛いがな。」 ファルコン「言えてるな。」 カー坊「この剣自体は危険だぞ。触るなよ。」 ファルコン「分かった。」 カー坊は剣を仕舞うと、ぱちんと指を鳴らす。 すると、他の人が処理をしだしたのだ。 カー坊「私には、十七分割が使える。まだ、戦えないわけがない。」 ファルコン「そうか。」 カー坊「行くぞ。」 ファルコン「分かったぜ。」 そのまま二人は部屋を出たのだ。 カー坊は冷静になっている。 カー坊「今回は、そう簡単には行きそうにないからな。今度は魔力封印地帯…つまり、『死地の洞窟』に行かねばならない。」 カー坊は特殊なビームソードをファルコンに渡したのだ。 カー坊「持ってろ。絶対に必要になる。」 ファルコン「分かったぜ。」 カー坊らは例の洞窟に向かうために用意されたヘリに乗り込み、そのまま現場へと向かう。 カー坊は冷静に、その光景を見つめているが、死地の洞窟は、種族も立ち寄らない場所だ。 そこで、なぜか霊ではない者たちが居るとの情報がある。 それの調査してほしいと、依頼が飛んできたのだ。 その調査に乗り出してみるはいいが、場所が海のところにあるのだ。 着陸するスペースはある。 その場所に着陸した時、カー坊は視線を向けていたのだ。 カー坊「これがそうか…。」 ヘリはそのまま上空へと舞い上がり、そのまま飛び去って行ってしまったのだ。 カー坊は呆れているが、下手にヘリを常駐させていると、魔力切れを起こすことがあるのだ。 それの実験で一機墜落し、大破しているのだ。 ただのヘリ状態でもいいが、それでは狙われやすいのだ。 その為に、避難させているのだ。 と、もう一機現れ、着陸し、降りてきた二人を見て、カー坊は視線を向けたのだ。 またそのヘリは上空へと舞い上がり、そのまま飛び去って行ったのだ。 カー坊「希望、剣とかは使えないだろうから、銃持ってきたか?」 希望の羽「はい。誤射したらごめんなさい。」 カー坊「多分大丈夫だと思うがな。」 4人はそのまま探索に乗り出したのだ。 歩いていると、洞窟の入り口を見つけた為、突撃したのだ。 洞窟は普通の洞窟だが、魔力の気が弱まっている事に気が付いたのだ。 カー坊「…面倒な事をしてくれる。」 希望の羽「分かれ道がある場所もありましたよね〜。」 カー坊「あったな。そこで二手に分かれよう。」 希望の羽「分かったわ〜。」 そのまま進んでいると、確かに二手に分かれた道が見えてきたのだ。 カー坊「…流石に、相手は機械で緩めたかもしれん。魔術が飛んでくる可能性が高い。気をつけろよ。」 希望の羽「はい。」 そして、二手に分かれて、行動を開始したのだ。 カー坊「全く…。…敵も居るようだし。」 カー坊は剣を持っていたのだ。 魔術で小さい、または剣あたりのは出せれるようだ。 本来なら出来ない事なのだが。 カー坊は剣を構え、そのまま一体の敵を切り倒す。 血が飛ぶが無視してもう一体の敵を倒そうと剣を向けたのだ。 だが、カー坊を貫く銃弾が。 それでもカー坊は向かっていき、そのままもう一体の敵を切り倒す。 すぐに処置できる道具をだし、それで応急処置したのだ。 カー坊(負傷)「行こう…。」 ファルコン「大丈夫なのか?」 カー坊(負傷)「大丈夫だ…ドクター側も大変だろうな…。」 銃声が鳴り響いているが、それでも気にしてはいない。 歩いていると、希望の羽も腹部を負傷しているが、その姿を見せたのだ。 合流できたようだが、カー坊は笑みを浮かべたのだ。 希望の羽(負傷)「やられました…。私狙いとは思いませんでした。」 カー坊(負傷)「行くか…。おろおろしてたり、ここでじっとしてたら死ぬぞ…。」 希望の羽(負傷)「そうね…。」 4名はそのまま進みだす。 そのまま進んでいると、広々とした場所にやってきたのだ。 そこには、敵たちが居たのだ。 カー坊(負傷)「戦闘用意!相手は魔術を使ってくる可能性が高いッ!」 希望の羽たちは戦闘準備に入る。 敵たちは攻撃準備に入っていなかったようだ、焦っている。 銃で撃つ希望の羽。 それでほとんどは倒れていった。 剣でカー坊は攻撃し、そのまま一体、一体倒していく。 二人はただ援護射撃している。 機械を見つけたカー坊は、その機械をたたっ切ったのだ。 そして、魔力が封じられたのだ。 敵は怒りのあまり剣を投げ、ドクターを負傷させたのだ。 剣は日本刀ではないが、それでも腹部には刺さっているようだ。 カー坊(負傷)「ドクターッ!!!」 ドクター(負傷)「だ、大丈夫だよ…。」 カー坊(負傷)「くっ…めまいが…!だけど、負けるわけには…ッ!」 カー坊は剣を振るい、敵を切り倒す。 カー坊が下がると、希望の羽が銃を撃ったのだ。 それでその場にいた(見えていた)敵たちは全滅したようだ。 どさっという音が二度響く。 カー坊(負傷)「無理しやがって…そなたら…。」 ファルコン「本当に大丈夫なのかッ?!」 カー坊(負傷)「大丈夫じゃない…。ごめん…離脱したかった…。」 カー坊も崩れるようにして倒れたが、じわり、と応急処置した箇所から血がにじんでいたのだ。 声『あと一人、隠れています。注意してください。』 ファルコン「?!わ、分かった!」 特殊ビームソードを構えると、警戒したのだ。 現れた瞬間、剣を持っていたが、敵は銃でファルコンを撃ったのだ。 その銃弾に当たるが、それでも敵が切れる位置に近寄った時、そのまま切ったのだ。 敵を突き刺し、そのまま上に切ったのだ。 敵を倒したが、痛みがしていて、それでも耐えていたのだ。 そのまま倒れたのだ。 だが、どこからか現れた者たちの手で、4名は部屋に運ばれる事になったのだ。 刺さっていた凶器を引き抜いてから、治療を行い、部屋に運んでいったのだった。 カー坊は、そっと目を覚ましたのだ。 どこか、安心できたような感覚を受けたためだ。 カー坊「あれ…痛く、無い…?」 その身を起こし、ベッドから降りると、カー坊はそばにある剣を持ち、その剣を仕舞ってみたのだ。 この部屋は魔力が多少は使えるようだ。 カー坊は扉を開けると、死者であろうものたちがワイワイと会話していたのだ。 カー坊「みんな隠れていたのか。」 と、ある女性が立っていたのだ。 カー坊「姉さん!れー坊姉さん!」 れー坊「はい。初めまして。私がれー坊よ。カー坊の姉に当たります。」 カー坊「姉さん、私は…。」 れー坊「いいのですよ。良く頑張りました。」 と、扉があいて、希望の羽が姿を見せたのだ。 希望の羽「わ、美人。」 れー坊「ありがとうございます。私はカー坊の姉に当たります。」 希望の羽「姉さん?!」 ドアが開いて、二人も姿を見せたのだ。 カー坊「そうなんだよ…。私の姉だ。れー坊だがな。」 ファルコン「…性格は真逆みたいに見えるがな。」 カー坊「言うな。」 カー坊は呆れているが、れー坊は微笑みを浮かべている。 れー坊「あなた方のおかげで、平和は守られました。ここに、一層の感謝をしたいと思います。」 カー坊「姉さん…。私はほとんど何もしてませんよ。」 れー坊「いいえ、あなたも手伝っています。おもてなしをしましょう。」 希望の羽は目をきらりんと光らせたのだ。 カー坊は「しょうがない」と軽く呟いて、彼らの歓迎を受ける事にしたのだ。 おもてなしが終わると、そろそろ別れの時間になったのだ。 れー坊「あなた方には、運命があります。その運命に、負けないでください。そして、逃げないでください。」 カー坊「分かったわ、お姉さま。あなたの想いを秘めて、帰ります。」 れー坊「移動できる装置を作ってあります。其方からの登録をお待ちしております。」 カー坊「あ、ここ通信可能か。よし。」 カー坊は通信をし、そのまま登録させたのだ。 カー坊「いずれテストします。ではまた。」 カー坊たちは洞窟を後にし、用意していたチヌーク改に乗り込み、ヘリはそのまま彼らを乗せたまま飛び去って行ったのだ。 カー坊たちは、その洞窟に視線を向け、そして、ただカー坊は微笑みを浮かべていたのだ。 カー坊「姉さんが居るけど、姉さんは私が生まれる前に死んだそうだ。」 希望の羽「じゃあ、本当の亡霊さんって事ですね?亡霊じゃないような気がしますが…。」 カー坊「あの場所は、亡霊でもその身をもつ事が出来る。特殊な空間になっているのだよ。生きた人間は来てはいけない場所なのだが、別に来てもいいんじゃないかな。」 希望の羽「そうですね!」 カー坊「私も不思議な気持ちになったよ。」 希望の羽「そうですね〜。」 カー坊らは二人の会話を遠くから見つめている。 その様子は微笑ましいような感じがしたのだ。 カー坊「同じ仲間だからな、話が合うのも無理は無い。」 希望の羽「契約して正解って事ですか?」 カー坊「分からんよ。」 カー坊たちは、種族本部へとヘリで戻り、そのまま戦闘準備に入ったのだ。 カー坊と希望の羽は気楽にしているようだ。 カー坊「よし、そろそろ行くぞ。あの世界に巣食う悪を、切り払うのだ!」 希望の羽「おーっ!」 カー坊「行くぞ!」 4名はそのまま向かい、その世界へと向かったのだ。 ヘリが飛んでいるが、それはこの世界と種族の技術を組み合わせたヘリである。 ステルスの入ったヘリはある国ではアメリカが最初であるらしいが、その技術は秘密にされている。 ばれれば大変な事になるのもあるだろうという結論もあるようだ。 カー坊は、そんなヘリを飛ばしているのだ。普段から。 カー坊「…ん〜…。」 希望の羽「分かれて様子見しましょう。」 カー坊「怪我するなよ。」 希望の羽「はい。」 4名は二手に分かれて、行動を起こす。 カー坊らは、町並みがいつものだと感じていた。 カー坊「因みに希望のマシンはバーサーカー改なんだが。私はそいつの2号を使ってるよ。」 ファルコン「そうなのか。だが、聞きなれない名前だな…。」 カー坊「そりゃそうだ。元は別世界のマシンを改良した奴だ。熱源が出る分厄介だがな。」 ファルコン「え?」 カー坊「熱源じゃない奴じゃないと、ジャヴェリン(JAVERIN対戦車誘導ミサイル)に狙われるだろーが。そこを対処するんだよ。」 ファルコン「結構厳しいんだな。」 カー坊「一生無理かもしれないがな。一応できる事はするさ。愛機にも入れたいし。」 カー坊はそう言うと、その熱源を考えたのだ。 カー坊「ヘリたちは無理だよ。マシンで成功すればいいだけ。でも、それが難しい。あと、ファルコンフライヤーほどの大きいのはまだ挑戦していない。」 ファルコン「そうか。」 カー坊「まぁ、でかいのに挑戦する勇気がないんだろうな。」 その時に、カー坊らは血の道を見つけたのだ。 その後を走って追いかける事にしたのだ。 カー坊は不安があった。 そこには、血を流して倒れている人物が居たのだ。 カー坊「!生きているのかあれで?!」 ファルコン「分からん!」(某先生の口癖です。すまない、某先生…。 カー坊は脈を調べ、生きている事を確認したのだ。 カー坊「治癒魔術で回復させたいが、人が多いな…。」 ぽつりとつぶやくカー坊。 無理もない、血を流して倒れているのだ。 カー坊「大丈夫だよ。安心して。私が助けるから…。」 その瞬間、光がその負傷者に集まっていく。 ファルコン「それは…?」 カー坊は集中しているらしく、言葉を発しない。 傷が完治すると、光は消え、その負傷者だった人物が起き上がる。 カー坊「もう大丈夫、私は奇跡を呼ぶ人だから。」 ざわめくが、それでもほっとしたようだ。 カー坊は、ふっと笑ったが、その後に視線をある方角に向けたのだ。 カー坊「成程…。よほど敵にしたいようだ。だが、今ので居場所は判明した。」 と、カー坊。 とある場所のレーダーを確認すると、確かに多くの表示がされている。 明らかに攻撃しているであろう。 カー坊は仕舞うと、そのままにっと笑ったのだ。 カー坊「行くぞ。」 その瞬間、ジャンプし、カー坊はそのビルに乗ったのだ。(ここは某チートの人がやってたが今は禁止。マネしないように! カー坊「よぉ、黒幕の仲間さん。あんたの場所は攻撃されてるぜ?」 言いつつ銃殺するカー坊。 カー坊「私の戦場に、迷いは不要。それが起きたとしても、私は、諦めないッ…!」 そして飛び降りて、無事に着地するカー坊。(普通なら死んでます。マネしないように! カー坊は冷静に視線を向けている。 希望の羽「カー坊さんっ!」 ドクター「君たちも無事だったのか。」 カー坊はにっと笑ったのだ。 カー坊「ああ、無事だよ。ドクター、そして希望。」 ファルコン「そうだな。」 カー坊「こっちは厄介な連中に見つかったが、既に対処を行っているようだ、軍がな。」 と、カー坊。 カー坊「まぁ、本気になったって事だ。廃墟にしてしまう力があるから、ご注意あれ。」 ファルコン「わ、分かった…。」 カー坊は気にしては居ないが、敵は居るであろうからあえて言ったのだろう。 震えているのは敵だけだが。 その敵を捕まえたのは、まぎれもない、警察ではなく、種族軍隊の方だ。 カー坊は本気になった事を象徴しているな、と呟いたのだ。 カー坊たちはそのままその場所から移動開始したのだ。 カー坊「…しかし…何だ。犯罪者の手から住民を守るのも大変なんだな…。」 希望の羽「そですね。」 カー坊「しかしそれを頑張る人も居る。」 カー坊は冷静にそう呟く。 カー坊はまだ冷静だ。 カー坊「私は…まだ未熟だ。だから、守れる人だけでも守りたい。それが、本音だ。」 その時に、カー坊はクローンを見つけたのだ。 カー坊は、敵が逃がしたのだろうと判断した。 カー坊「注意しろ。」 にやりと笑う敵。 カー坊の足に刺さる剣。 カー坊は魔術で弾幕を張ったのだ。 敵が、再び剣を投げてきたのだ。 カー坊は覚悟した。死は怖くは無い筈だが。 カー坊はその瞳を閉じた。死を覚悟する為だろう。 だが、誰かが前に出たのだ。 その人物に突き刺さったらしい音が響くが、血を浴びるカー坊。 そっと目を開くカー坊。そして驚愕する。 カー坊(負傷)「ファルコンッ!!!」 彼が、カー坊の前に出て自ら剣の餌食となったようだ。 希望の羽は、誘導レーザーを撃ち、敵を撃墜…否、倒したのだ。 カー坊は足に刺さった剣を引き抜いたのだ。 カー坊(負傷)「ぐっ…!…くっ…、ファルコン!!!」 ドクター「大丈夫かね?!」 カー坊(負傷、回復開始)「私は治癒機能が入ってるから、何とかなるが…ファルコンは一般人だぞッ!それを…!」 カー坊は剣を魔術で粉砕し、風で飛ばす。 希望の羽が剣をつかもうとするが、カー坊に止められたのだ。 カー坊は、痛む足を引きずり、剣をつかんだのだ。 希望の羽がカー坊を支えているが。 カー坊(負傷、回復中)「引き抜くぞ…。」 ファルコン(負傷)「ごめんな…。」 カー坊(負傷、回復中)「覚悟しとけ。」 そのまま剣を引き抜いたのだ。 ファルコン(負傷)「ぐ、ぁっ!」 カー坊(負傷、回復中)「本当に、私を庇わなくていいのに…。私は、そう簡単には死ねないんだから…。」 希望の羽は納得しているが、一人は疑問符を浮かべていたのだ。 カー坊の傷が完全に完治した時、カー坊は希望の羽に支えてもらうのを止めたのだ。 だが、彼は倒れたのだ。それを支えたのは希望の羽だ。 カー坊「…だがな、私は死ねないんだ。だから無理して庇わなくてもいいんだ。」 ドクター「不死の技術かね?」 カー坊「正解だ、ドクター。」 カー坊は冷静に回答する。 負傷しているファルコンを、光が包む。 カー坊は、集中を開始したようだ。 カー坊「大丈夫、わかってくれる人は居る。」(って、修造ネタw そう呟くと、カー坊はまた集中を続行したのだ。 そして、傷を完治させるカー坊。地面の血を処理する希望の羽。 カー坊「でも、そうじゃないように見えるが、不死の技術を入れているからこそ、私は死ねない。そう簡単には死ねない。」 希望の羽「カー坊さん…。」 カー坊「だから死ねないのに庇わなくてもいいんだ。」 希望の羽「そうですね…。私は生きた人間ですから。」 カー坊「嘘つけ。地上神様が何を言う。」 希望の羽「あはは。」 カー坊「まぁ、死ねないのは確かだ。」 カー坊はそう告げると、ただ軽く微笑みを浮かべたのだ。 そして、ただ次元が一部おかしい事に気が付いたのだ。 すぐに真剣な表情に変化する。 ファルコン「どうした…?」 カー坊「次元が、おかしい…何かあるぞ!警戒宣言を出さねば!」 その時に、一台のチョロQが飛んできて、カー坊たちの前に落ちてきたのだ。 カー坊「!オロチ!」 オロチ「…うぅ…く…。大魔王…!」 と、アクマのハネが生えたチョロQが次元から現れ、次元はそのまま閉じたのだ。 大魔王「戻れなくなったか。それはともかく、まだ生きてたのか。しぶといな。今度こそ終わらせてやるぜ!」 カー坊「させるかっ!」 レーザーなど色とりどりの弾幕を放ち、二重で避けにくい弾幕を展開したのだ。 希望の羽「二人とも…!」 カー坊「よし、そのまま弾幕を撃つ!」 希望の羽「レーザーの誘導はお任せください!」 カー坊「三重弾幕を受けろっ!」 カー坊も弾幕を撃ち、そのまま三重弾幕となったようだ。 誘導レーザー数発で、大魔王は墜落したようだ。 弾幕がピタッとやむと、すぐに現場に急行したのだ。 カー坊「ここはそなたのような町じゃない。人間という生きる弱き者が住む場所だ。」 大魔王「人間…だと…!?」 カー坊「そうだ。たとえチョロQでも、容赦はしない。」 オロチはその場にとどまっているようだが、大魔王は驚きに満ちていた。 ファルコン「どこの世界だ?」 大魔王「貴様のような人間には答えるまい…。」 カー坊は大魔王にはりせんで叩いたのだ。 カー坊「少しは反省しろよ。人間の町に迷い込んだ以上、少しは私の元で働くべきだ。」 大魔王「…人間風情が、俺に命令だと…?」 カー坊「人間じゃないから。私は。」 と、カー坊は信じられないような一言を告げたのだ。 オロチがいつの間にかそばにいた。 希望の羽が持ってきたのだろう。 希望の羽は不安そうな表情を見せている。 オロチ「俺は…手伝いたい…ぐっ!」 ばちっという電流に思わず希望の羽が手を放してしまい、地面に落とし、さらに痛がるオロチ。 カー坊「手放すなよ!」 希望の羽「び、びっくりしてしまったんです…。」 オロチは痛みに耐えながらも、大魔王に視線らしきものを向ける。 大魔王「…どの道戻れそうにないからな…。」 アクマ「そうか?俺も来てしまったが、初めて人間を目にしたな。」 と、いつの間にかごついチョロQが居たのだ。 普通ではありえない装備をしているようだ。 カー坊「三台とも、帰れる道筋ができれば、帰してやろう。その間、種族本部で働いてほしい。これは、お願いだ。」 アクマ「おいしい食べ物もあるのか?だけど、俺たちは…。」 カー坊「分かってる。燃料だな?」 アクマ「分かっているじゃないか。」 唖然としている者も居るが気にしていないカー坊。 カー坊「とにかく、オロチは修理行き、大魔王も修理行きかな…。で、アクマは即戦力かな?」 大魔王「…。」 希望の羽は試しにでこぴんでアクマに一回やってみたのだ。 アクマ「いてっ。」 希望の羽「あれ、凄い知能だね…。まぁ、あの子も知能あるけど、ここまでとは思わなかった。」 アクマ「?」 希望の羽「あの子ね、感情だけはあるけど、運転とかはその運転手が居ないとできないんだよ。」 アクマ「ほぅ。」 希望の羽「おすわり…っていうか、ちょこんと座るような姿が見れるんだよ。それが可愛いの。」 アクマ「成程。そういう車も居るんだな。」 希望の羽「今度紹介出来たらしたいけど、いいかな?」 アクマ「俺は遠慮したいけど、まぁ、興味はある事は言っておこう。」 カー坊は二台をヘリで搬送すると、アクマもその後続で現れたヘリに乗り込んだのだ。 アクマ「落ちないように安定した操縦を頼んだぜ。」 カー坊「基本落ちないんだがな。」 と、突込みを入れるカー坊。 そしてチョロQを乗せたままヘリは離脱していったのだ。 カー坊は安心したが、カー坊はじとーという感じの視線を希望の羽に向けたのだ。 カー坊「希望〜?」 希望の羽「すみません…。」 カー坊「ま、許しますけど、今度やったら何やらせようかな〜?」 希望の羽「勘弁してください…。」 カー坊「冗談だけど?」 希望の羽「冗談じゃなかったです…。」 カー坊は、笑顔を見せたのだ。 それでも、突然現れたチョロQが別次元なのは把握できている。 面倒な事になったな、とカー坊は呆れたのだ。 三台のチョロQが巻き込まれたのは間違いは無い。 それでも、オロチは戦って吹き飛ばされ、この次元に現れたのだ。 アクマの事情はわからないが、大魔王は紛れもなく、追いかけて現れたのは間違いは無い。 カー坊「面倒な事になったな…。」 ドクター「あの車たちは別世界なのかね?」 カー坊「そうだよ。あの車たちは完璧に別次元だ。紛れ込んだとはいえ、元の世界に戻してやらないと大変な事になる。」 カー坊は呆れながらそう告げる。 だが、大魔王が居なくなったと喜んでいるかもしれない。 そこは慎重にするつもりだ。 カー坊「さて、考えるかな…。」 カー坊は対策を考えねばならなくなったのだ。 緩い次元を何とかするのには、移動手段を絶たねばならないのだ。 それをされれば、恐らく支障は出るであろう。 それができない為、カー坊は困ったのだ。 カー坊「種族の星もかなり技術が発達してきている。衛星は新型等になってきているが。攻撃もできるぞ。」 カー坊は呆れているが、「そのまま戦いに赴くかもしれない」と、呟いたのだ。 カー坊「可能性は否定できない。」 希望の羽「あのチョロQは戦えないような。」 カー坊「そうね、戦えない子ばかりだから、守らなきゃならない。」 希望の羽「二人も戦い方を学ばせるべきでしょうか?」 カー坊「できればその方が良い。だが、私は仕事もある。」 希望の羽「私も神様の仕事が…。」 カー坊「絶望だな。」 カー坊は苦笑いしているが、あの過去を思い出してしまっていたのだ。 その過去は、カー坊自身の過去。 だが、あの過去は終わらないと思っているカー坊。 カー坊「そうだな…戦争にならないよう、頑張るよ。」 と、カー坊。 カー坊は冷静に視線を向けたのだ。 希望の羽「カー坊さん?」 カー坊「言っておこう…。」 希望の羽ははっとしたのだ。 希望の羽「ダメです、主殿っ!そんな事、言ったら…!」 カー坊「言いたいんだ。わかってくれ。」 希望の羽「…。」 カー坊たちは種族本部に向かい、ただ、会議室を借りたのだ。 カー坊「そなたらなら言える。私の事を。」 希望の羽「しかし…。」 カー坊「心配か…。それも分かる。悪用なんてされても、どう悪用されるかが面白そうじゃないか。」 希望の羽「分かりました。二人を信頼しろというのですね。」 カー坊「そういう事だ。」 カー坊は視線を二人に向けたのだ。 カー坊「まず言えば、不死の技術がある。だが、そうならざるを得ない理由はあるかどうか言われるときつい。しかし、私というのがあるのは実験にされた祖先が転生転送魔術を使って私を何とかしようとしたのだ。だが、その結果…一部を除いて、かなり引き継がれてしまった。だが、話は続く。私の父と本来の母の魔力が合わさり、最強の人間が出来上がった。それが私。魔力もずば抜けている。そんな私だ。そして―――あるレーサーの血も混じっているのだ。」 希望の羽「それが…まさか…。」 カー坊「そうだ。ドクターと、ファルコンの血だ。遺伝子も混じっていた。そして、サンダーヘッドの遺伝子、血も発見された。」 冷静に告げているカー坊。カー坊はそれでも、冷静さを消してはいない。 ファルコン「カー坊…それは本当なのか?」 カー坊「ああ、本当だ。」 カー坊は少しさみしげな表情を浮かべたのだ。 それでも、すぐ冷静を取り戻しているようだ。 カー坊「そして…時を操れる力、心の声を聴く力は、何故か祖先にはなかった。今の私が持っているのだ。これは、真実だ。」 カー坊が結論を告げたかのような結論を告げたカー坊。 カー坊はあくまでも冷静だ。 カー坊「以上だ。」 希望の羽「お二人とも、この情報は一応公開してもいいですが、下手に広まっては困りますからね。」 カー坊「そういう事だ。」 カー坊は冷静だが、二人は考えていたのだ。 希望の羽「カー坊さん?」 カー坊「失礼する。」 カー坊はさっさと会議室から出て行ったのだ。 カー坊は、歩いているときに、あの時の事を思い出したのだ。 何故かあの時、父が居るような感覚を感じていたのだ。 カー坊「まさか…彼が、そのような雰囲気を持っているとでも…?」 歩きながら、そう呟く。 カー坊「だけど、それしか…。」 カー坊は建物から出ると、そのままグラウンドに向かったのだ。 その時に、敵の気配に気が付いたのだが、敵が早く、何かをカー坊に押さえつけたのだ。 そのままカー坊は数秒して気を失ったのだ。 だが、銃声が鳴り響き、そのカー坊の意識を失わせた敵以外を倒していったのだ。 轟「お嬢ちゃんに何をするんだい?そのお嬢ちゃんは種族の主さ。」 敵はおろおろしているが、弾幕が舞ったのだ。 希望の羽「銃声と気配で分かりますよ。彼女を人質にしても無駄ですから♪」 その時、敵はにたりと笑う。 だが、上から降ってきた剣のおかげで、カー坊と敵の距離が開いたのだ。 そのスキに、ファルコンがカー坊を抱え、轟側へと向かう。 轟は銃を構え、敵の足を撃ちぬいたのだ。 轟「カー坊は任せた。」 ファルコン「分かったぜ。」 敵に視線を向けるファルコン。 その敵は、剣を投げてきたのだ。 その剣が、ファルコンの足に刺さる。 ファルコン(負傷)「ぐっ…!」 希望の羽「カー坊を消すわけじゃない!私たちをおびき寄せようとしたんだ!」 にぃ、と笑う敵。そして、銃を乱射したのだ。 希望の羽は腕を撃たれ、ドクターはその身に何発か命中していたのだ。 ファルコン(負傷)「!スチュワートッ!」 彼が、ドクターが倒れるのを見るしかなかった希望の羽。 カー坊はそっと目を開いたのだ。 否、カー坊であって、カー坊ではない何かが、立ち上がる。 Qワール「私はQワール…。あなたを、殺すわ。」 Qワールはあっという間に幻影を大量にだし、その幻影の持つ武器(剣といった物理的な凶器)で殺していったのだ。 Qワール「直ちに負傷者を搬送して!急いで!」 ファルコンに刺さっている剣をがしっとつかむQワール。 Qワール「引き抜くわよ。」 そのまま剣を引き抜いたのだ。 ファルコン(負傷)「ッ……!」 痛みに耐えるファルコン。 Qワール「救護班遅い!」 救護班の登場を待ったかのように罵声のような声を出すQワール。 死にかねない人が居る為だ。 「カー坊なら怒らずにしているだろうか」と希望の羽は考えたが、Qワールが居るだけでも恐怖なのだ。 因みに救護班が現れた時点で幻影たちは消えていた。 Qワールなりの援護かもしれない。 救護班により運ばれる三名を見送ると、Qワールはふっと笑ったのだ。 Qワール「弱い人間だからこそ、強い部分がある。それを見抜けない人間は少数…ね。」 それでも、負傷者が出たのは事実だ。 Qワール「あの腕輪…契約された者の証。カー坊、契約したのね…。」 と、しみじみとしているが、建物に戻ったのだ。 その日の夕方。 Qワールはふと、医務室に足を赴いたのだ。 そこには、足を負傷していたファルコンが心配そうにドクターに視線を向けていた。 ドクターの意識はまだ戻っていない。 近寄り、Qワールはただ、眠る人物…ドクターに視線を向けた。 Qワール「目覚めるかは運次第って言われてる。でも、夜はしっかり寝ないと、寝不足になるわよ。」 ファルコン「分かっている…。」 Qワール「そんな姿を彼が見たら悲しむわよ。」 ファルコン「…お前…。」 Qワール「だからしっかりと寝なさい。彼を死なせるような事はしたくはないから。」 と、Qワールが言う。 Qワールは優しい視線を向けたのだ。 Qワール「死んだら希望の羽が悲しみのあまり凶器になるかもしれないからね…だから、それを防ぎたい。」 ファルコン「そうだな。」 Qワール「あなたも、死なないでね。死んだら彼は悲しむから…。」 ファルコン「ああ、そのつもりだ。」 Qワール「じゃあ…。」 Qワールは立ち去って行ったが、ファルコンはとてもつらい気持ちがあったのだ。 乱射してきた時、どうにかして守れなかったのかと。 ファルコン「…スチュワート…。」 ぽつり、と呟いたのだ。 Qワールは、彼と会話して、辛そうな感情を感じていた。 しかし、どうしようもないとは感じていた。 それは、彼と会話して分かったためだ。 きっと信頼しているのだろうと思ったのだ。 Qワール「…本当に、愚かすぎるけど…私は…カー坊のそばにいなくちゃならない。」 呟くQワール。 希望の羽を見かけると、声をかける事にしたのだ。 Qワール「希望。あんたも契約していたのかい?」 希望の羽「はい。それが今回大怪我を負ったドクターさんなんです…。」 Qワール「成程。黒幕潰してもいいよね?」 希望の羽「居場所は判明していますが…銀色都市さんの隣の町だそうです。」 Qワール「町自体破壊しに行く。」 希望の羽「それは無縁の人が…!」 Qワール「甘いんだよ。いつ犯罪者になるか分からない町を放っておくと、今回のようになりかねない。」 希望の羽「…。」 Qワールは直ちに種族軍隊に命じ、制圧をするよう命じたのだ。 希望の羽は様子を見ているのだが。 そのまま歩き去るQワール。 カー坊『…Qワール…?』 Qワール「起きたか。見てな。銀色都市の隣の町を破壊しに行く。」 カー坊『…あの町は…消えてもいい…。いい思い出が…無いから…。』 Qワール「そうだね。じゃあ、破壊しようか。」 言うと、衛星にも連絡を与えようとするが、流石にやめたのだ。 衛星を使う程とは思えない。 Qワール「…それに、彼はそんな事を望んでいない。」 すぐに思考を切り替えたのだ。 夕日なので、攻撃は明朝になったが、Qワールは不安で仕方なかった。 翌日。 Qワールは攻撃の開始を聞いて安心したのだ。 ただ、闇の一族も攻撃したかったらしい、攻撃をしているとの連絡も入ったが。 カー坊は冷静だが。 カー坊『Qワール、そなたが悪いわけじゃない。』 Qワール「そうね。」 歩いていると、医務室に向かったのだ。 そこにはぐっすりと眠っている人物と、まだ意識を取り戻さない人物が居る。 Qワール「本当に莫迦なんだから…。」 と、意識が戻らなかった人物の意識が戻ったのだ。 Qワール「起きたのね。私はQワール。今カー坊も起きているわよ。」 ドクター「そうか…私は…銃弾に…。」 Qワール「そうよ。ファルコンがとても心配になっていたわ。でも、死ななくてよかったわね。」 ドクター「そうかね…。」 Qワール「死なないでね…。心配した人が居るんだから。」 ドクター「わかった…。」 眠っていた人物も目を覚ましたようだが、Qワールは微笑んだのだ。 Qワール「ちゃんと気が付いたみたいだし、休ませてあげて。会話はできるんだから、生きている限り。」 ファルコン「そうか。起きたんだな…。」 Qワール「そうね、死ななければ大丈夫よ。」 ファルコン「そうだな…。」 Qワール「町一つ潰すことになったみたいだけど…それの原因が、間違いなく放置だったと思うわ。」 二人は冷静に聞いていた。 希望の羽は驚いていたが。 Qワール「だけど、あの事件で把握したわ。あの事件で、潰す気になったんだから。」 さらっと凄いような事を言うQワール。 Qワール「怖くは無いさ。あの町をつぶそうと思ったらどんだけ怖い目に合うか分からないからさ。それに、カー坊はあの町を好んでる。」 ファルコン「あの町って事は…オレたちの故郷か…?」 Qワール「そうだよ。わかってくれて助かるよ。それに、まだ可能性がある。」 ファルコン「可能性…?」 Qワール「そうだよ。そいつをつぶしたくないよ。私も、カー坊もね。」 Qワールはふっと笑うと、立ち去ろうとしたのだ。 その手を、ある人物がつかむまでは。 Qワール「え?」 ドクター「…すまない…。」 Qワール「そばにいてやるよ…。しょうがないな。」 立ち去るのをやめ、背もたれがない椅子(病院にある時とない時とある奴かな〜?)に座るQワール。 その手を放すドクター。 Qワール「まぁ、希望。」 希望の羽「はい?」 Qワール「町はあっという間だったんじゃないかい?」 希望の羽「そうでした。」 Qワール「情報はあるんだろ?」 希望の羽「あ、はい。既に壊滅に陥っている箇所が現れており、壊滅するのも時間の問題かと。」 Qワール「そうか…。」 そっとドクターの頬に触れるQワール。 その視線は優しげだ。 Qワール「たとえあなたの過去が絶望だったとしても、今生きていけば、きっといい未来が待っているわ…。」 ドクター「そうだね…。」 Qワールは微笑みを浮かべたのだ。 カー坊が居れば、きっとこんなことはしなかったであろう。 Qワール「私たち種族が、守れたら守るから…。」 希望の羽「そうですね。」 それでも、まだ何かありそうな気がしたQワールたちであった。 希望の羽様より素敵な小説を頂きました! 今回も超大作ですね!読んでいてドキドキさせられました…! カー坊の不死の技術の事実には驚かされました…!まさかあの2人の遺伝子もあっただなんて…。 そしてドクターは矢張りスッチーのことだったのですねwうへへv(待て)甘えるDr.が可愛かったなんてそんn(ry 希望の羽様、有難う御座いました!(笑) |