|
ご褒美 今日も沢山の血を浴びた。死に恐怖する実験台、僕を殺そうとして来る実験台、既に生命の無い実験台。殺した、沢山殺した。 これは全てギガ様のご命令だから、僕は躊躇しなかった。あの方のご命令は絶対だから。あの方が世界を動かすのなら、僕は何だって出来る。 ‥ 「ご苦労だったな、ラフィット」 研究している巨大カプセルを見ながら、ギガは後ろで膝をついているラフィットに言う。ラフィットは神々しい彼を見るのが恐く、ずっと頭を下げながら、彼の言葉を聞いていた。 ギガはこちらを向くが、カプセルの光があまりにも強く、相変わらずの濃い影に包まれていて、形がはっきりしない。だからラフィットが見上げても、それをとらえるのは困難だった。 「お前の戦力データは毎回見ている。かなり力を付けて来た様だな」 「恐縮です、ギガ様」 「今後の任務も期待している。失望はさせないでくれよ」 「は、はい」 かなりの低い声が頭に響き渡り、ラフィットは肩を上げた。かなりのプレッシャーを掛けられた気がするが、それでも彼の命令ならばと思い、努力は衰えさせる訳にはいかなかった。 研究室を後にし、大きく息を吐いた。 「ラフィット」 その直後に横から話し掛けられ、ラフィットはビックリしてしまった。直ぐ横には、壁に背をつけ、腕を組んでいるディバがいた。始めは横を向いていたが、ニヤリと口端を上げると、赤い目をこちらへ向けた。 ラフィットは、ゾクリと鳥肌を立たせた。彼はギガとかなりの親しみがあると言う理由もあるが、その赤い目だけで睨み殺されそうになる。 「あいつ、君の才能を認めてるみたいだね。まあ、君の力は僕も認めてるけどね」 「……恐縮です……」 ラフィットは身をこわばらせ、目線を下ろしながら言った。それを見るディバはクスクスと笑う。 「そこんとこも、僕は結構好きだな。良かったら、僕からご褒美をあげようか?」 「……ご褒美?」 彼のご褒美とは一体何なのだろう。期待よりも、不安が先に募る。 「僕についてきな。きっと喜ぶよ」 彼にしては珍しく、優しい笑顔を見せてきた。ラフィットはそれに少しだけ鼓動を高鳴らせる。今のは一体? 何でこんなにも心臓が速く動いているのだろう。 そう思っている間にも、ディバはラフィットに背中を向け、歩いていく。ラフィットはハッとし、慌てて彼についていった。 「ここは……」 そこはディバの部屋だった。機械で出来た部屋でかなりシンプル。奥には小さなデスクと広いベッドが設置されていた。 ディバは扉を閉めると密かにロックした。 ラフィットは部屋の真ん中に立つと、ゆっくりと彼に振り向いた。これから何を始めようと言うのだろう。そう思うと、体が勝手に震え出す。そんな彼を見て、ディバはフッと笑みを溢すと、彼に歩み寄る。 「これから最高のご褒美をあげるよ。有り難く受け取ることだ」 「隊長……」 子供であるラフィットをひょいと抱き上げ、ベッドの側に立たせる。ディバはラフィットの前に立つとこう言った。 「まず、服を脱げ」 「え?」 いきなりのそんな命令にラフィットは我が耳を疑った。だがディバは、血の色をした目を細め、見下した目線を送り込む。目が合った途端、ラフィットはビクッと肩を上げ、見開く。 「聞こえなかったか? 服を脱ぐんだ」 「……っ」 殺気が彼の身体中を舐め回す。 それに耐えられなくなったラフィットは大人しく服を脱ぎ始めた。脱いでいる間は心臓がバクバクいっていた。 (僕、一体何をやっているのだろう……) そう思いながら、遂に裸体になった。 室温は微妙に寒く、ラフィットは白い肌を手で軽く擦る。 「良い子だ」 ディバはニヤッと笑んだ後、指をパチンと鳴らした。すると、彼の手元から、赤い縄がシュルルっと現れた。 「わっ!」 ラフィットをベッドへ押し倒し、両手を上にすると赤い縄で縛り、両端に繋げる。そして再び手元から数本の赤い縄を出すと、足首に巻いて端に繋ぎ、足を開かせた状態で固定した。 「た、隊長……っ」 いきなりのことに、まだ幼いラフィットはついていけない状態だった。だけど、裸でこんな風にされると何故か恥ずかしさが込み上がる。鼓動がトクトクと鳴っているのが鼓膜に響いた。 「こう言うのは初めてだよね?」 マントを脱ぎ捨て、ラフィットに股がる。 こう言うのはどう言うことか、ラフィットは焦る中、ハテナばかりを浮かべていた。 < 「じゃ、基本から教え込んでやるよ」 顔を近付けて囁いた後、ディバはラフィットに荒々しく口付けた。 「んんぅ……!?」 ラフィットは見開いた。いきなり何をさせられたのか、理解するのに少し時間が掛った。理解出来た時は、舌を入れられているんだと分かった。小さな舌をとらえ、きつく絡め取っている。舌が交わると唾液も交わり、クチュ……と、口内で水音が響いた。 「ふっ……んん!」 どうしてなのだろうか。こうしている内に、何だか変な気分になって来たのだ。それは悪い意味では無い、寧ろ良い方だ。彼の濃厚な接吻は甘く、とろけてしまいそうで、最初はかなり驚いたものの、次第に夢中になりだす。 ディバはそんなラフィットを見つめた後、そっと口付けを解放した。二人の下唇には、まだ銀色に光る糸が繋がっていた。 「……大分乗ってきた気分でしょ?」 顔がまだ近いまま、ニヤリと笑うディバは呟く。 彼の言っていることが理解出来ないラフィットは、何て返事をすれば良いのか分からず、只黙り込むことしか出来なかった。 「分からずとも、体に教え込めば分かる様になる。そして、もうそれは忘れられなくなるからな」 「隊長……」 ディバはラフィットの白い首筋に唇を押し付けた。ラフィットはいきなりに体を跳ねらせる。 「っあ……!」 思わず出た自分の声に驚き、とっさに口を抑えたかったが、体の自由を奪われているからそれは無理だった。 「大人しくしていろ」 ディバは笑みを溢し、鎖骨にキスをしながら歯を立てた。 「いっ! いたっ……!」 チクリとした痛みにラフィットは目を強く瞑る。その痛みはほんの一瞬で、ディバは直ぐに顔を離した。 「白い肌に赤い痕は綺麗だね」 楽しそうにディバは笑うと、ラフィットのあちこちの肌に噛みつく様なキスを降らす。彼が口を離すと、必ず赤い花が咲く。 ラフィットは噛まれる度に体を跳ねさせ震わせる。痛いと思えば気持ちが良いし、気持ち良いと思えば痛みが走る。どちらを考えれば良いのか分からず、頭の中でぐちゃぐちゃになっていた。 「痛いのが気持ち良いと考えれば良い。ここもね」 「や、や! 隊長、何……!」 ありえない部分をディバが握って来て、ラフィットの体がよじる。だが縄で拘束されているので、縄がギリリと音を立てるだけに終わってしまう。 ディバは気にせず、ラフィットの雄を、手で上下に扱く。時折先端を親指の腹でグリグリと擦ると、直ぐに先走りが溢れ出した。 「早漏? ま、悪くないけどな」 ディバはニヤリと笑い、先端の孔に爪を食い込ませた。 「ひゃ! た、隊長っ……や、やめて……!」 いきなりそこを攻められると、ラフィットは声を荒げずにはいられなくなった。男のかなり感じるとこをしつこく攻められ、何かを吐き出してしまいそうな感覚に陥る。 ぐりぐりと先端の孔を爪で掻き回すと、ラフィットの体は面白い反応を見せる。先走りが流れ、袋を伝い、蕾を濡らす。 「隊長……っ、も、何か……変になる……!」 「変になりな、隊長命令だ」 「や! あぁ……っ!!」 何か絶頂感を抱き、ディバの手が、ラフィットの吐き出した白濁の液で汚れた。 解放感にラフィットは息を荒くしているが、必死で息を整えようとしていた。その間にもディバは手を濡らした白濁の液を舐めている。 「子供の癖に、大量に出たな」 「隊長……何か、変だよ……体が熱い……」 頬を赤らめ、熱い息を吐きながらディバを見る。 一体どうしたと言うのだろう。今まで感じたことの無い熱が身体中を襲う。これ以上何かされると壊れてしまいそうだ。 だけどディバには逆らえず、ジッとしているしかない。もう終わりにしてくれるのを祈るしか無かった。 「これで終りだと思うなよ? まだまだリハーサル中だからね」 ラフィットの表情から気持ちを読み取ったのか、ディバは意地悪く笑ってみせる。 そして懐から何かを取り出し、それをラフィットに見せた。 「これが何だか分かるか?」 それは少し長い黒棒で、先が軽い三角形になっている。初めて見たラフィットは首を横に振る。 「今からこいつで何をするか、確り見ておくんだよ」 ディバは笑みをやめぬまま、黒棒の先を丹念に舐めた。彼の唾液で光る先が、ラフィットの体の下へ向かう。 「!? や……っ、何!?」 ラフィットの雄の更に下にある小さな蕾にその先端が押し当てられる。ラフィットはビクッと体を跳ねさせた。今から何をするのか、何も分かっていない彼も予想はついていた。 ディバは無言でそれを埋め込んでいく。 「! ああぁ!」 小さな蕾は、あっさりと先端を呑み込んだ。異物を挿れられた感覚は凄まじく、痛みに涙がポロポロ溢れ出る。 「ひゃ! んあっ、あ……!」 「意外と淫乱なんだ? これは面白いね」 黒棒を少しずつ押し込む。きつい場合もあるが、そこは軽く抜き挿しするだけでほぐれる。それを狙ってディバは更に奥へと黒棒を挿入した。 正かここまで呑み込んでしまうとは思わず、しかも痛みが次第に快楽へと変わるのを感じる。只、逃げたくても出来ず、どんどん挿って来る感覚が妙に気分が悪い。ラフィットが大きく動く度、拘束している縄はギリリと悲鳴を上げた。 「ヒヒッ、凄いね。ラフィット、君ったら案外マゾなんだね」 「はあっ……あ、ぅん……!」 奥まで埋め込まれ、下半身を大きな異物で圧迫されてラフィットは呼吸を乱す。だがディバは未だにそれを握っており、軽く手を動かすだけで異物が大きく動き、ラフィットの腺を押し上げた。 「ひゃ! あ!」 甲高い声を上げながらラフィットの体が跳ね上がる。雄も硬度を増し、先走りも止まらなくなってタラタラと流れる。ディバはそんな彼を楽しそうに眺めていた。 「良い声。もっと泣かせてあげるよ」 異物に取り付けられているスイッチにディバの指が触れる。そして指がクイッと動いた時、それのスイッチが作動した。 「! ひ、やああぁ!!」 スイッチが入った途端、ラフィットの中を支配している異物が、振動しながら動き出したのだ。異物の全体は実際に振動していて、先の部分が休まず中で円を描き続ける。内壁を休まず襲い、腺もリズムに合わせて何度も圧される。 ラフィットは変な感覚に見舞わされ、危うく意識を飛ばしてしまいそうになる。だが気を失ったとこで、彼に更なる危険な目に会わされるかも分からないので、無理に近くも理性を必死で押さえ付けていた。 「理性なんて消しちゃいなよ、きっと良い気分になるよ」 その様子を見て、ディバは相変わらずのニヤニヤ顔をしながら彼を見ていた。 「や、やだ……やあ……っ」 「ここもまた反応し始めてるのに」 「う、あ……!」 ディバにソレを握られ、手で扱かれる。それは既に膨張していて、今にも達しそうな勢いだ。 「あ……隊長っ、も、や……」 「……達するのはまだ早い」 そう呟くと、手から細い紐を出し、達する直前のラフィットの根元を片手で器用に縛り上げたのだ。 ラフィットはそこを抑えられたことに寄り、下半身に熱が溜る一方なのに達せない苦しみに陥った。これだけはどうも耐えられず、涙を流しながら首を左右に振る。 「あ、あ……隊長……、んぁ……!」 「君は僕と一緒にイくんだ。これも命令だよ」 未だにうごめいている異物を二本の指で挟み、そして一気に引き抜いた。 「ああぁ!」 いきなり引き抜かれ、動けない中でもラフィットの体が大きく反らされる。 投げ捨てられた異物は床を転がり、そして床の上を這っていた。その異物には血がこびりついていた。 「少しヤりすぎちゃったね」 ディバは笑顔を消さず呟いた。 「ご褒美の時間だ。こんな奴より、もっと良いのをあげるよ」 そしてズボンから自分の雄を取りだし、こじ広げられたラフィットの蕾に先端を擦り付ける。 また下から感じるが、今度は熱を持っており、ラフィットの体がビクッと跳ね上がる。 そしてディバは彼の腰を片手で抑えると、一気にそれを挿入させたのだ。 「や、ああぁぁ!!」 ラフィットの悲鳴が部屋中に響き渡る。 下からディバの熱い楔が突き上げられ、先程の変な異物の所為か、奥へと埋まってゆく。だが体がまだ子供なラフィットにとってそれはかなりの負担になり、蕾が切れて赤い鮮血がシーツを汚す。痛くて息苦しくて堪らず、生理的な涙がポロポロ溢れていた。 「やっぱ、きついね」 「た、隊長っ……何して……っ……」 「見れば分かるでしょう? と言うか、感じてるなら分かることでしょ?」 そしてディバは彼の中から己の雄を引き抜き、もう一度中を突く。 「んぁ! ん……っ!」 ディバが抜き挿しを繰り返す度にラフィットの体は大きく反応する。 何が始まっているのか分からない。ただ、下からディバのが挿ってきてるのだけは分かるが、これのどこがご褒美だと言うのか。気持ち悪くて、痛いだけで、他に何も感じない。 それなのにも構わず、ディバは何度でも腰を動かしていた。 「んっ、あ! ひっ……!」 「大分感じてきたみたいだね」 「そ、んな……っ、や、やあぁ……!」 ディバの言う通り、痛みは大分やんできたが代わりに快楽が襲う。何だか分からないが、気持ち良いと感じる他無かった。 意識が揺れる中でも奥をディバのものが何度も貫いてきて、本当に壊れてしまいそうでならない。おまけに自身を縛られているので、先程の様に達することは許されない。それが苦しくて、下半身に熱が集中する。 「あぅっ! ひ、んぐ! はぁ……っあ! 隊長、外して……!」 「どうしよっかなぁ」 態とらしく悩んでいる間もディバの律動は止まない。 「ラフィット……良いよ、その声。もっと感じろ……もっと泣きな……」 ディバの額からも汗が流れる程、本人は夢中だった。 ラフィットの淫らな表情、淫らな声、淫らな躰──何もかも愛らしさを感じる。僕だけにしか見せない君の格好。ディバの心に、次第に独占欲が満ち溢れていく。 「あっあ! は……、あ……隊長……」 「今は隊長と呼ぶな。ディバって呼べ」 隊長と呼んできたラフィットにはそれは無理に近かった。それで否定しようと思うと向こうは激しく中を突いてきて、あえぎが高まっていく。 このままでは死んでしまうかも知れないと思ったラフィットは、 「あぁ……デ、ディ……バ……」 「……良く出来たね……」 ディバはラフィットを縛っている雄を解放し、雄は更なる奥を目指し、ラフィットの敏感な部分を思い切り擦り上げた。 「ああ! ディバ……ディ……バ……!」 「ラフィット……」 「んあっ! ふっ、ああああぁぁっ!!」 ラフィットは悲鳴を上げながら絶頂を迎えた。雄からは熱い精が放たれ、ディバも後を追う様に、彼の小さな蕾の奥へ精を吐き出した。 気を失ったラフィットを拘束から解き、ディバは背中を向け扉へ向かう。 「まだ余韻に浸っていたいってのに、ギガの奴、こんな時に呼び出しやがって」 扉を開いてからもう一度ラフィットに振り向く。ラフィットは深い眠りについていて、ここまで寝息が聞こえる。ディバは口端を上げ、二言程呟いてから部屋を出た。 「次の褒美も考えておくよ、今度はもっと良い気分にしてあげるから」 ディバの褒美を、事を終えた後で漸くラフィットは理解出来た。最初は痛い思いでしかなかったのに、次第に快楽と言うのも味わわされた。 ラフィットは、彼の褒美に完全に心を支配されたのだ。 偉大なるギガの命令に従い、そして果たす。これも神であるギガの為。そして、ディバの褒美の為に──。 ──Fin── 【後書き】 大変長らくお待たせ致しました! 遅くなってしまい、本当に申し訳ありません(汗)。 誰かさん様の裏8100番キリリク『ディバ×ラフィット』です。ご希望通りの内容になっておりますでしょうか? そうでしたら幸いです。 うちのディバくんはイメージ通りのエスっ気。そしてラフィットくんはその逆です。これぞSMプレイ(殴)。 自分は裏を書く時は滅多に道具は使わないのですが、ディバくんならやりかねんと思い、いくつか使ってみました。いかがでしたでしょうか? ラフィットくんは一度で快楽を覚えてしまったので、今後はディバくんから褒美を貰う為に頑張ることでしょう(うわぁ)。 誰かさん様、大変お待たせしてすみませんでした! 良ければお受け取り頂けると嬉しいです(深々と土下座)。 裏キリリクありがとうございました! |